PVDコーティングステンレスの特性と加工現場での活用法DESC

  • 🟢 有効:膜の摩耗による性能低下(剥離ではなく薄くなっている状態)
  • 🟢 有効:外観の色ムラ・変色が目立つが下地に損傷なし
  • 🔴 避けるべき:チッピングクラックが下地まで達している場合
  • 🔴 避けるべき:腐食(孔食)が下地ステンレスに発生している場合
  • 🔴 避けるべき:寸法精度が±0.01mm以下の精密部品(剥離処理で寸法変化が出る)

再コーティングの際は、旧コーティングを完全に除去する「剥離工程」が必要です。化学的剥離(酸・アルカリ処理)または機械的剥離(ショットブラスト)が使われますが、剥離処理自体がステンレス表面にダメージを与えるリスクがあります。精密部品では剥離処理後に表面粗さ(Ra)が0.1〜0.3μm程度変化することがあります。これは東京ドームの大きさに例えると、フィールド全体を0.1mm削るようなイメージです。精密金型や精密摺動部品では、この変化が性能に直結します。再コーティングの判断基準として「初回コーティング費用の60〜70%以下で品質を維持できるか」を目安にすると合理的です。それを超えるなら新規部品製作のほうが長期的に有利なケースが多いです。これが条件です。業者選定の際は「再コーティングの実績件数と不良率のデータ提出」を求めることを推奨します。良心的な業者はこのデータを持っており、開示できます。データを出せない業者への再コーティング発注はリスクが高いと判断してよいでしょう。



参考)コーティングメーカー【企業一覧】 – カーバイド…
再コーティングに対応しているかどうかは、メーカーによって異なります。発注前に「剥離→再研磨→再コーティングの一括対応可否」を確認する一手間が重要です。まとめて確認するのが基本です。トーヨーエイテックやOSGコーティングサービスなど、受託加工実績のあるメーカーでは再コーティングサービスを提供しているケースが多く、まず問い合わせてみる価値があります。kanagatacoat+1参考:切削工具の最適コーティング選定と寿命改善の実践的アプローチ切削条件と寿命の最適解:工具寿命を2倍にする7つのポイント






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