コーナーRが小さすぎると、エンドミル径もΦ2→Φ4に変えるだけで切削量が4倍になるほど、R値の選定が加工コストを大きく左右します。 bisaikako(https://www.bisaikako.com/proposal/case4-3)

コーナーrエンドミルとは、スクエアエンドミルの底刃コーナー部をR状に加工した切削工具で、「ラジアスエンドミル」とも呼ばれます。 エンドミルのコーナー部は、外周すくい面・外周逃がし面・ギャッシュすくい面・底刃逃がし面などが一点に集中して鋭利になっているため、最も欠けやすい箇所です。 そこにR面を付けることで刃先の鋭利さを丸め、剛性を高めて寿命を伸ばすのが基本の考え方です。 saikenma(https://saikenma.com/service/service-1376/)
これが基本です。
スクエアエンドミルとコーナーrエンドミルの違いを整理すると、加工面の仕上がり形状に直接影響します。 スクエアは底面と側面の境がシャープな90°角になるのに対し、コーナーrエンドミルは縦横の面の境にR形状が生まれます。 製品図面にコーナーR指定がある場合はもちろん、刃先強度を確保したい荒加工でも積極的に採用されます。 special-precision-cutting-tool(https://special-precision-cutting-tool.com/column/endmill)
| 項目 | スクエアエンドミル | コーナーrエンドミル |
|---|---|---|
| コーナー形状 | 直角(90°) | R面(丸み) |
| 刃先強度 | 低い(欠けやすい) | 高い(欠けにくい) |
| 加工面形状 | 角が立つ | コーナーにRが残る |
| 主な用途 | 溝・ポケットの仕上げ | 荒加工・コーナーR加工・3次元加工 |
コーナーrエンドミルは3次元加工にも対応でき、CNC制御のマシニングセンタで複雑な形状を削り出す場面でも力を発揮します。 saikenma(https://saikenma.com/service/service-1376/)
R値の選定は、見た目以上に加工コストへの影響が大きいです。
10×10mmのポケット加工を例に挙げると、コーナーRを必要以上に小さく指定するとエンドミル径も小さくなり、切削断面積が狭まって加工時間が伸びます。 たとえばエンドミル径をΦ2.0mmからΦ4.0mmに変更するだけで切削量が4倍になり、同じポケットでも加工時間を大幅に短縮できます。 図面のコーナー指定をわずかに変えるだけで、大幅なコストダウンが実現するケースも珍しくありません。 bisaikako(https://www.bisaikako.com/proposal/case4-3)
さらに微細な例では、エンドミル径がΦ0.8mmからΦ1.0mmに変わるだけで、ステンレス材への切削深さが0.05mmから0.1mmと倍に上がります。 つまりR値の見直しは工具選定だけでなく、工程全体の効率に直結するということです。 bisaikako(https://www.bisaikako.com/proposal/case4-3)
コーナーRの一般的な規格はR0.5mmから数mmまで幅広く展開されており、加工対象や要求精度に応じて選定します。 製品に求めるコーナー形状と加工効率の両面から最適なR値を決めることが原則です。 protrude(https://protrude.com/report/endmill/)
工具寿命は切削条件と切っても切れない関係にあります。
コーナースミ部をR1に仕上げたい場合、同サイズのスクエアエンドミル(刃径2φ)を使うと切れ刃の接触長が増大してビビリが発生し、仕上げ面粗度と工具寿命の両方に悪影響が出ます。 ミスミの技術情報によれば、この場合はRサイズの70〜80%の刃径のスクエアエンドミルを選定することが推奨されています。 コーナーrエンドミル本体ではなく、仕上げ工程での工具選択にもこの知識が必要です。 jp.misumi-ec(https://jp.misumi-ec.com/tech-info/tags/carbide_radius_endmill_sus)
切削条件の設定では、被削材の材質・エンドミルの材質(ハイス/超硬)・刃数・切削速度・送り速度の5要素を総合的に判断します。 条件が少し変わっただけで寿命が大きく変化するため、初期設定をメモしておき変化点を把握することが大切です。 sakusakuec(https://sakusakuec.com/shop/pg/1endmill04/)
参考:ミスミ技術情報「超硬ラジアスエンドミル(SUS)」ではSUS材向けの切削条件の考え方が解説されています。
コーティング選定を後回しにしている現場ほど、工具費が無駄になりがちです。
意外ですね。
工具費削減を検討する場合は、再研磨の実績が豊富な専門業者に依頼し、R寸法の精度確認まで含めた作業内容を確認することを一つの行動としてお勧めします。
参考:再研磨事例とコーナーRエンドミルの詳細は以下で確認できます。
コーナーRエンドミル、コーナーCエンドミルの違いとは?|再研磨.com
「粗取りと仕上げは工具を分けるのが当たり前」という常識は、今や現場で見直されています。
金型加工では粗取りと仕上げで工具を使い分けるのが通常ですが、最新のコーナーrエンドミルには推奨条件を大きく超えた高負荷でも安定した加工が可能な製品が登場しています。 実際のプラスチック金型メーカーでの事例では、送り速度を推奨の2倍、Z方向切り込みを3倍にしても10本以上安定した加工ができたという結果が出ています。 工具の使い分けが減れば、段取り替えの時間削減と工具本数の削減が同時に実現します。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=dS5iMs4n11A)
これは使えそうです。
不等分割・不等リードの刃形を持つコーナーrエンドミルは、各刃ごとに振動の位相をずらすことでビビリ振動を抑制する効果があります。 幅広い加工条件に対応できるため、加工現場での汎用性が高まっています。 荒加工から仕上げまで1本でカバーできる製品を試す場合は、まず推奨条件で加工してから段階的に条件を上げていくのが安全です。 jp.misumi-ec(https://jp.misumi-ec.com/tech-info/tags/basic_knowledge_endmill)
参考:ブラザー工作機械によるエンドミルの寿命と選び方の解説は現場の参考になります。

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