あなたがいつも使っている試験片、実は8割が「正しい強度」を示していません。
圧縮試験時、金属加工向けの治具を使用すると割裂ではなく転倒破壊が起こることがあります。これは摩擦係数が高いスチール面で、コンクリート端部に応力が集中するためです。試験で「中央割れ」が出ない場合は異常値です。つまり端面調整が条件です。
金属加工業者がよく行う「厚鋼板で両端を押す」方法は強度が実際より20%高く出る傾向があり、法的検査機関では失格です。対策は簡単で、端面に0.5mm厚の樹脂パッドを挟むこと。費用は1枚あたり約30円。これだけで強度誤差は±2%に収まります。いいことですね。
金属加工の現場では「鋳型材質を変えても結果は変わらない」と思われがちですが、実はアルミ型枠で作った試験片は鉄型よりも平均強度が5.8N/mm²高く出ます。つまり検査基準から外れるリスクがあるのです。厳しいところですね。
特に自社検査で社内基準値(例:24N/mm²)を満たしても、公共工事基準(例:21N/mm²)では過剰評価になります。これは出荷時に「強度が高すぎるコンクリート」として不採用になるケースもあるため注意が必要です。つまり材質選定が基本です。
知られていないことですが、2021年以降、建築基準法改正で圧縮試験データ偽装は「行政罰」の対象になっています。とくに金属加工部門の下請けが試験値を割愛しただけでも過失扱いとなる場合があります。罰金は最高50万円。痛いですね。
測定データの整合性を保つために、試験片管理ログは電子化が推奨されます。市販の「試験データクラウド管理ソフト」(年間費用3万円程度)を使えば、日時・養生条件・試験速度を自動記録できます。つまりログ管理が原則です。
再利用骨材を混ぜた試験片は、金属加工設備との摩擦反応で局部破壊を起こします。とくに再生骨材率が30%を超えると、破壊面が部分的に金属光沢を帯びることさえあります。これは「異常な応力集中」のサインです。つまり混合率に注意すれば大丈夫です。
この問題を避けるため、鉄粉を含む再生骨材を圧縮試験に使う場合は、粒度の平均値(1.2mm以下)を厳守します。また事前に磁力チェックするだけでリスクを防げます。安価な磁力計(約2千円)で十分です。これは使えそうです。
JIS A 1108:コンクリートの圧縮強度試験方法
このリンクでは、試験片寸法・圧縮速度・養生条件の正式な基準値がわかります。