あなたが使う潤滑油、違反で最大数千万円損失です
REACH規制の中核がSVHC(高懸念物質)です。これは人体や環境に悪影響を与える物質で、年に2回ほど追加されます。2024年時点で約240物質以上に達しています。増え続けています。
つまり対象は拡大中です。
金属加工では、防錆剤や切削油に含まれる成分が該当するケースが多く、特にフタル酸系や重金属系が問題になります。例えば六価クロムは古くから規制対象ですが、代替材に切り替えていない企業もまだ存在します。意外ですね。
SVHCに該当すると、0.1%以上含有する製品は情報伝達義務が発生します。これはネジ1本でも対象です。小さくても対象です。
参考:SVHCリストの最新更新情報
https://echa.europa.eu/candidate-list-table
REACHは単なるリスト管理ではありません。特定物質は「制限」として使用禁止や用途制限がかかります。ここが重要です。
例えばニッケルは皮膚接触用途で厳しい制限があり、金属部品でも表面処理によっては違反になります。腕時計や工具のグリップも対象です。身近な話です。
また鉛は2023年以降さらに厳格化され、0.05%レベルでの管理が求められるケースもあります。従来の「多少ならOK」は通用しません。厳しいところですね。
結論は用途で判断です。
製品用途によって規制の強さが変わるため、単純な含有量チェックだけでは不十分です。ここを見落とすと、出荷後の回収リスクが発生します。痛いですね。
REACH違反は軽く見られがちですが、EUでは実際に高額罰金が発生しています。例えばドイツでは違反企業に対して最大約5万ユーロ(約800万円)の罰金事例があります。さらに刑事責任もあり得ます。
これは輸出企業の話です。
問題は「知らなかった」が通用しない点です。材料メーカーから情報を受け取っていない場合でも、最終製品メーカーの責任になります。責任は逃げられません。
つまり自己責任です。
リスク回避の場面では、含有化学物質を一元管理する必要があります。その狙いは漏れ防止で、候補としてchemSHERPAのデータ管理ツールを使い、1回確認するだけで対応精度が上がります。
REACHの厄介な点は、製造現場だけで完結しないことです。サプライチェーン全体で情報を回す義務があります。
例えばSVHCが0.1%以上含まれる場合、顧客から問い合わせがあれば45日以内に情報提供が必要です。この期限は厳格です。〇〇には期限があります。
対応が遅れると取引停止の可能性もあります。特にEU顧客は厳格です。ここは要注意です。
つまり情報共有が鍵です。
現場では「材料証明書を保管しているだけ」では不十分です。どの製品にどの物質が含まれるか、即答できる体制が求められます。これが実務です。
現場で多いのが「代替材に変えたのに古い在庫を使ってしまう」ミスです。これが非常に多いです。
例えば旧仕様の防錆油がドラム缶で残っている場合、それを使うと一発で違反になる可能性があります。ありがちな事故です。
これは管理の問題です。
結論は在庫分離です。
違反リスクの場面では、混在防止が最重要になります。その狙いは誤使用防止で、候補として「ラベル色分け+保管場所固定」を設定し、一目で判別できる状態にするだけで事故率は大きく下がります。
この一手で変わります。