あなたのIT7選定、年間50万円損します

IT公差表は、寸法ごとに許容されるばらつきを数値で示したものです。例えば直径10mmと100mmでは、同じIT7でも許容差が異なります。10mmなら約0.015mm程度、100mmでは約0.035mm程度と倍以上の差が出ます。サイズ依存です。
ここで重要なのは、IT番号は「精度の段階」を示すだけで、絶対値ではない点です。IT7だから常に同じ精度だと考えると誤りです。これは現場でよくあるミスです。結論は相対評価です。
あなたが図面を確認する際、まず「寸法区分」を見てからIT値を当てはめる必要があります。この順序を間違えると、実際の公差が大きくズレます。順番が重要です。
IT公差は次の基本式で算出されます。基準単位は \( i = 0.45 \sqrt{D} + 0.001D \)(μm)です。ここでDは幾何平均寸法です。この値に係数を掛けてIT等級が決まります。これが基礎です。
例えばD=50mmの場合、\( i \approx 0.45 \times 3.684 + 0.05 \approx 1.7μm \)程度になります。IT7は16iなので約27μm、つまり0.027mmです。計算できます。
ただし現場では毎回計算しません。表を使います。つまり実務では表参照が基本です。
計算が必要になるのは、特殊寸法や表にない中間領域です。その場合のみ式を使えば十分です。〇〇なら問題ありません。
IT等級の選定ミスはコストに直結します。例えばIT6とIT7では加工難易度が一気に上がり、加工時間が約1.5倍になるケースもあります。さらに工具摩耗も増えます。痛いですね。
量産品で1個あたり50円のコスト増でも、年間1万個なら50万円の損失です。これが現実です。つまり過剰品質は無駄です。
多くの現場では「とりあえずIT7」が使われがちですが、本来は機能要件で決めるべきです。例えば摺動部ならIT6、位置決めだけならIT8でも十分な場合があります。用途優先です。
過剰精度のリスクを避ける場面では、狙いは適正化です。候補としては「公差解析ツール」を使い、必要精度を数値で確認する方法があります。1回確認するだけでOKです。
IT公差は単体では意味を持ちません。穴と軸の組み合わせ、つまりはめあいで機能します。ここが重要です。組み合わせ前提です。
例えばH7/g6はすきまばめで、最大でも約0.03mm程度の隙間になります。一方H7/p6はしまりばめで圧入が必要になります。用途が変わります。
現場では「ITだけ見て判断」するミスがありますが、それでは機能保証できません。必ず記号とセットで考えます。これが原則です。
どういうことでしょうか?
同じIT7でも、基準偏差(Hやg)が違えば結果が全く変わるということです。意外ですね。
IT公差の誤解は品質トラブルに直結します。例えば外注先に「IT7で」とだけ伝えた場合、基準偏差が未指定だと解釈が分かれます。これで不良率が2割に跳ねた事例もあります。厳しいところですね。
また、測定器の精度不足も見落とされがちです。IT6を測るのに±0.01mmのノギスでは意味がありません。測定精度が条件です。
つまり「図面・加工・測定」が揃って初めて公差が成立します。どれか1つ欠けると破綻します。つまり三位一体です。
測定ミスのリスクを避ける場面では、狙いは再現性確保です。候補としては「デジタルマイクロメータ」を使い、同一条件で測る方法があります。1回設定するだけで安定します。

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