あなた純水使うと逆に月5万円損します
純水は電気伝導率が低く、溶存イオンをほぼ含まない水です。一般的な水道水は\(100〜300\ \mu S/cm\)程度ですが、純水は\(1\ \mu S/cm\)以下まで下がります。これにより乾燥後のミネラル残渣がほぼ残りません。つまり残渣が原因の不良を断てるということですね。
金属加工では、切削油や研磨剤、微粒子が混在します。これらは水道水だと再付着しやすく、乾燥後に白い輪ジミとして残るケースが多いです。純水は再付着を抑える方向に働きます。結論は再付着抑制です。
参考:純水の導電率と不純物の関係
純水・超純水の基礎(オルガノ)
純水は高いと思われがちですが、再洗浄コストを含めると逆転します。例えば1日200点の部品で再洗浄率が5%ある現場だと、10点×再洗浄10分で約100分ロスです。人件費を時給1500円換算で月20日稼働なら約5万円の損失になります。これは痛いですね。
純水化で再洗浄率が2%に下がるだけでも、月あたり約3万円の削減になります。さらに乾燥時間が1点あたり30秒短縮されると、200点で100分短縮です。つまり工程短縮です。
設備投資として小型RO装置は20〜40万円程度。回収は半年〜1年の事例が多いです。〇〇だけ覚えておけばOKです。
水道水のシミはカルシウムやマグネシウムの結晶です。乾燥時に水だけ蒸発し、固形成分が残ります。純水はそもそも残る成分が少ないため、乾燥後の白残りが激減します。つまり乾燥品質が安定です。
エアブローだけで仕上げる場合、純水だと水滴跡がほぼ見えません。熱風乾燥を併用しているラインでは温度を5〜10℃下げられた事例もあります。これは使えそうです。
ただし油分が多い場合は界面活性剤洗浄が先です。〇〇が条件です。
めっき前処理や塗装前では、微粒子やイオン残渣が密着不良の原因になります。あるアルミ加工ラインでは、純水リンス追加で密着不良が3%→0.8%に低減しました。数字で見ると明確です。結論は歩留まり改善です。
精密部品(ネジ径M2程度)の場合、表面に残るナノ粒子でも影響が出ます。純水は粒子を引き剥がしやすく、再付着しにくいのが利点です。いいことですね。
一方で、純水だけに頼ると油分は落ちません。前工程の脱脂が不十分だと効果は出ません。〇〇に注意すれば大丈夫です。
実は純水でも管理を誤ると逆効果です。タンク内で導電率が\(5\ \mu S/cm\)以上に上がると、ほぼ水道水に近い挙動になります。フィルタ交換を怠ると一気に性能が落ちます。意外ですね。
また長時間の循環で細菌や有機物が増えると、バイオフィルムが形成されます。これが部品に転写され、逆に汚染源になります。〇〇は必須です。
このリスクへの対策は「水質の見える化」です。狙いは劣化の早期検知で、候補は導電率計をラインに常設して日次で数値を確認する、これだけで十分です。つまり監視が基本です。