あなた、証明書だけで安心すると1件で取引停止になります
RoHS指令の証明書は、電気・電子機器に含まれる有害物質の制限を証明するための書類です。対象となるのは鉛、水銀、カドミウムなど10物質で、最大許容値は例えば鉛で0.1%です。これは重さ1kgの製品なら1gまでというイメージです。
ただし重要なのは、証明書そのものに法的な統一フォーマットはない点です。つまり企業ごとに形式が違います。ここが混乱ポイントです。つまり形式より中身です。
多くの現場では「取引先から言われたから提出する」という運用になっていますが、本来は含有調査の結果を示すものです。単なる紙ではありません。結論は裏付けが全てです。
証明書の作成は主に以下の流れで行います。
・部材ごとの含有物質調査
・サプライヤーからのデータ収集
・閾値(0.1%など)との比較
・証明書フォーマットに記載
ここでよくあるミスが「サプライヤー証明の丸写し」です。実際には加工工程で新たに物質が混入する可能性があります。めっきや表面処理が典型例です。ここが落とし穴です。
例えば六価クロムは防錆処理で使われることがあります。これが0.1%を超えると違反です。つまり加工工程も対象です。
このリスク回避の場面では、「成分分析サービスを使う」という選択が有効です。狙いは証明の信頼性確保です。候補としてはXRF分析(数万円程度)があります。これで安心度が上がります。これは使えそうです。
RoHSで規制される10物質は以下です。
・鉛(Pb)
・水銀(Hg)
・カドミウム(Cd)
・六価クロム(Cr6+)
・PBB
・PBDE
・DEHPなどフタル酸エステル4種
これらは均質材料単位で判断されます。ここが重要です。例えばネジ1本でも、その表面処理単体で評価されます。つまり製品全体ではありません。
「全体で薄まっているから大丈夫」と考えるのは誤りです。これは危険です。つまり部分単位で判断です。
実務ではIMDSやchemSHERPAなどのツールで管理します。特にchemSHERPAは日本企業で広く使われています。無料です。〇〇は無料です。
金属加工業で見落とされがちなのがサプライヤー依存リスクです。例えば100社から部材を仕入れている場合、1社でも不適合があると全体がNGになります。連鎖的に影響します。
EUでは違反時、製品回収や販売停止に加え、売上の最大4%の罰金が科される可能性があります。1億円の売上なら400万円です。痛いですね。
さらに問題なのは「証明書があっても免責されない」点です。責任は製造者に残ります。つまり丸投げ不可です。
このリスク管理の場面では、「定期的にサプライヤー監査を行う」ことが有効です。狙いは情報の信頼性確保です。まずは年1回の更新確認を実施するだけで違います。〇〇に注意すれば大丈夫です。
現場レベルで重要なのは「どこまでやれば十分か」という判断です。完璧を目指すとコストが膨らみます。一方で甘いとリスクが跳ね上がります。
目安としては「高リスク工程のみ分析」です。例えばめっき、塗装、樹脂添加剤などです。逆に単純切削品は比較的リスクが低いです。つまりメリハリです。
また、証明書の更新頻度も重要です。材料変更がなくても、年1回更新が推奨されます。〇〇には期限があります。
このバランスを取ることで、コストとリスクを両立できます。いいことですね。
参考:RoHS指令の公式解説(規制物質・適用範囲)
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/international/rohs.html
参考:chemSHERPAの概要とデータ作成方法
https://chemsherpa.net/